家族葬に呼ぶ人の人選を慌てないために

家族葬は年々増えています。ある葬儀会社の調査によりますと、地域によっては葬儀全体の約80%が家族葬というデータもあり、この小規模葬儀のスタイルが当たり前になりつつある時代です。

家族葬も密葬も、家族や近しい友人や親族だけの小規模な通夜と告別式を行いますが、この二つは異なる部分もあります。一般的に家族葬は家族や友人20人くらいまでで通夜と告別式と行うものですが、これらの儀式で全てが終わることになります。一方密葬は、同様に家族や親せき、友人少人数で通夜と告別式を行う儀式ですが、葬儀を終えた後に日を改めて一般の方を呼び「本葬」や「お別れ会」などを行う場合があります。密葬はこういった大規模な儀式が必要となる会社経営者や有名人、著名人などが多いようです。

家族葬も密葬も、親族や友人をどこまで呼ぶかが悩むところです。家族が旅立った後、すぐにこの人選をするのは至難の業です。慌てた状態では、なおさら考えがまとまりません。家族が病気で考える時間がある場合は「万が一」に備えて、家族葬に呼ぶ親戚や友人をリストアップしておくといいでしょう。またその数によって、斎場の規模を選択することができます。

どうしても斎場のスペースの理由で人数制限がある場合も考えられます。迷ったけれど呼ばなかった親戚に「どうして呼んでくれなかったのか」と問いただされた場合には「故人の遺志により家族だけで執り行った」というのが最も無難な対処法ですが、呼ぶ呼ばないで迷うような間柄の人は、思い切って呼ぶほうがトラブルを回避することにもなります。

家族葬が増えたことで、訃報の案内に「故人の遺志で家族だけで葬儀を行う」といった文言もスタンダードになってきています。また家族葬を行うからと訃報の案内をせずに、一通りの儀式が終わってから、あるいは四十九日の後に訃報を伝える人もいます。昨今は家族葬が当たり前の時代なので、事後報告も許されることもありますが、それでもやはり相手の気持ちも配慮して、葬儀にへの参列を断る場合でも訃報はすぐに知らせることが大切です。